タイズプレゼンテーション

ローズ語り 史上最強助っ人のホンネ~今だから語れる"あの時"のこと

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親友からの突然の連絡

2016.02.03 UPDATE

ハーイ、皆さん。どうもタフィ・ローズです。

このたび新たなプロジェクトが実現し、こうしてネットを通じて皆さんと触れ合える機会を与えてもらい、嬉しく思います。よろしくお願いします。

僕は1996年にバファローズに入団して以来、大好きな日本でいろいろな経験をすることが出来た。今でも、自分の野球人生は本当に素晴らしかったと思っているよ。ここではそんな僕の体験を披露できたらいいと考えている。中には今だからこそ話せる秘話もあると思うから、期待していてほしい。

まずは今回、6年ぶりに日本に戻ってきた経緯を話したい。独立リーグとはいえ、再び日本のグラウンドに戻れて本当に嬉しかった。
知人を通じて富山サンダーバーズからコンタクトがあったのは今年の4月だった。独立リーグだが、日本で再び野球をする気はあるかという話だった。

正直、自分としては判断しかねる状態だった。というのも現役最後のシーズンとなった2009年を最後に、僕はまったく野球をしていなかった。もちろんウェートトレーニングもしていないし、現役時代のように食事も気にせず好きなものを食べていた。現役時代と比べて体重は15キロも増えていたんだ。

ただ、サンダーバーズの監督をしているのがユウジ・ヨシオカだと聞き、断る気をなくしたよ。ヨシオカは僕が現役時代に知り合った、最も仲が良く信頼できる人物だったからね。逆に友人のヨシオカが自分のことを気にかけていたことに、むしろ感激したくらいだった。

そこで出した僕の返事は、とにかく1ヶ月ぐらい時間をくれというものだった。再びトレーニングをしてみて、自分の身体が再びプレーできるレベルに戻せるのかわからなかったからだ。
ただヨシオカからの頼みなのでチャレンジだけはしたかった。
たぶんこれがヨシオカ以外からの誘いであったならば、こんな気持ちにはならなかったし、即答で無理だと断っていただろう。

するとすぐにヨシオカから自分の意見を尊重してくれるとの返事をもらえた。そして専属トレーナーとともに、6年ぶりに本格的なトレーニングをスタートさせたんだ。